ご希望の動物病院[ペットクリニック]情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト動物病院[ペットクリニック]リサーチ

ペットクリニック情報

動物愛好家:犬が大好きな文豪たち



世に名作文学を送り出した文豪の中には、大の犬好きで知られる人がたくさんいます。彼らが残した心温まる犬とのエピソードや、文学者ならではの犬との付き合い方を知ると、その人の人柄までもが身近に感じられるから不思議です。犬との関わりには、その人の生き様が反映されるものなのかも知れませんね。

「小説の神様」と呼ばれた志賀直哉

「小説の神様」と呼ばれた志賀直哉

動物好きで鳥や猫も飼っていた志賀直哉さんですが、やはり一番好きなのは犬だったようです。大きな庭で常に数匹の犬を飼い、ベタベタ甘えさせるのではなく、人と動物との距離をある程度保ちながらの関係だったようです。飼った犬種は、イングリッシュセッター、グレイハウンド、雑種など。グレイハウンドは谷崎潤一郎さんからのプレゼントだったようです。ある時、可愛がっていた雑種が迷子になったのですが、自分が乗っているバスの中からその子を見つけた時には、そのバスを止めさせて飛び降り、走って追いかけたそうです。そんな犬たちとの日常は、「犬」「クマ」など何編かの随筆として描かれています。

文壇の大御所、菊池寛

つねに書斎には犬がいて、ベッドで犬と一緒に寝ていたそうです。飼った犬種もバラエティに富み、スコッチテリア、マルチーズ、グレイハウンド、シェパードなど当時としてはハイカラなワンちゃんが多かったようです。彼らは万年筆を噛んだり、羽根布団を破って部屋中を羽根だらけにしたこともあるのですが、どんないたずらをしても決して叱りつけるようなことはなく、犬たちも文豪にべったり甘えていたとのエピソードも残っています。また、猿や馬を飼っていた時期もあり、根っからの動物好きだったことを伺わせます。ただし、猫だけは飼ったことがありません。おそらく、マイペースな猫の性格はあまりお好みではなかったのでしょうね。

放浪記で知られる林芙美子

極貧生活を乗り越え、ベストセラー作家として花開いた林芙美子さんも、犬好きで知られる文豪のお一人です。まだ駆け出しのころ、少々無理をして借りた洋館で、もともと飼われていた黒い雑種も引き継ぐ形で一緒に暮らすようになったそうです。名前は「ペット」。少々直接的過ぎる表現にも感じますが、文学者ならではの遊び心だったのでしょう。林芙美子さんの作品「放浪記」がベストセラーになったのは、この犬と出会った直後なので、ひょっとしたら「ペット」は幸運を運ぶ犬だったのかも知れません。この子が亡くなった後、新たに自分の家を建てた芙美子さんは、再びワイア・フォックステリアを飼い始めるのですが、やはり名前は「ペット」でした。ヒマな時には、この犬によく話しかけていたそうです。その後には、当時ブームになった人気犬のスピッツも飼いました。