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ピグミーハリネズミのよくある病気/ホームメイト
後ろ足の指が4本のピグミーハリネズミの正式名は「ヨツユビハリネズミ」です。西アフリカから東アフリカにかけて広く分布し、低地から標高2000メートルの草原や岩場に生息しています。夜になるとかなりの距離を移動しながら、昆虫や陸貝、クモ、トカゲなどを獲って食べています。巣は岩穴や地中に作り、真夏の食料が枯渇する季節は巣穴で夏眠して過ごします。このピグミーハリネズミの魅力は体を丸めて針のボールになってしまうところ。ただし、これは防御のポーズなので、無理にボールにさせようとするとストレスを与えることになるので、注意が必要です。
体調不良のサイン

体長20センチ前後で体重は230~700グラム程度。被毛が変化した2センチほどの針で全身が覆われています。専用フードを与えていれば栄養的には十分なのですが、やはり少しだけでも昆虫を与えたほうが元気は出るようです。ピグミーハリネズミの習性をよく調べて、快適な環境を作ってあげましょう。健康チェックのポイントは次のとおりです。
- ①食欲がなく、元気もない。
- ②ふけが多い。
- ③糞がやわらかく、お尻が汚れている。
- ④鼻水が出て、くしゃみをする。
- ⑤かゆがって体を掻く。
- ⑥体に腫れやキズ、脱毛がある。
- ⑦エサを用意しても巣箱から出てこない。
ピグミーハリネズミの病気

ピグミーハリネズミの平均寿命は6~10年です。夜行性なので、昼間にゆっくり休める暗い場所を作ってあげましょう。ピグミーハリネズミを診察してくれる動物病院はまだまだ数が少ないのですが、エキゾチック・アニマルに対応している動物病院を探して問い合わせてみましょう。「ピグミーハリネズミOK」とは謳っていなくても、問い合わせれば看てくれる動物病院もあるはずです。
- 疥癬
- ダニに感染して起こる皮膚病です。症状としては、かゆみやフケがあり、針の脱落が起こります。この病気が疑われる場合には、皮膚を掻き取る検査でダニの成体や卵がいないかを調べ、検出された時にはダニ駆除薬の注射を週1回のペースで4~5回続けます。
- 口腔内潰瘍
- ハリネズミの口腔内潰瘍として現れる病気で多いのは、扁平上皮ガンです。初期は無症状ですが、進行すると食欲低下や体重減少が認められるようになります。口から出血し、炎症が潰瘍が起こり、歯も抜けてしまいます。手術で切除するか、抗ガン剤を投与しますが、完治する例は多くありません。
- 脂肪肝
- 飼育されているハリネズミは肥満の傾向があり、脂肪肝をわずらっている可能性があります。予防は食事で行ないますが、ハリネズミ専用のフードや、猫用のダイエットフードなどを使います。満足感を感じていないようであればコオロギを与えます。嗜好性が高まり、歯石の予防にもなります。